FUN+WALK PROJECT

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FUN+WALKコラム歩く楽しさを伝えるコラム、続々更新中

2018.09.14

コンパス片手に地図を見ながら“宝探し気分”でウォーク!「石井マウンテンマラソン」で歩く、歩く!

コンパス片手に地図を見ながら“宝探し気分”でウォーク!「石井マウンテンマラソン」で歩く、歩く!

フィールドのさまざまな場所に設置されたチェックポイントを制限時間内になるべく多くまわって、獲得した点数を競う『ロゲイニング』というスポーツをご存じですか? 登山やトレイルランニングなどを楽しんでいる人たちが次々と始めている、最近話題のアウトドアスポーツです。そんなロゲイニングの大会『石井マウンテンマラソン』が、5月下旬に静岡県の東伊豆町で開催され、初心者ながら参加してきました。

スタート前には、各種グッズの販売やレンタルシューズなどのサービスも

スタート前には、各種グッズの販売やレンタルシューズなどのサービスも

ロゲイニングには地図を読んで目的地まで移動するナビゲーションの能力が必要になります。「スマホの地図を見ればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは反則。   

スタート直前に配布される地図は、ふだん見慣れている地図とはまったく違い、等高線がうねうねと書かれているだけの“地形図”。そのために必需品となるのがコンパスです。

ロゲイニングに無くてはならないのはコンパス。「右、左」ではなく「西、東」で言うことが大事……なのですがそれがなかなか

ロゲイニングに無くてはならないのはコンパス。「右、左」ではなく「西、東」で言うことが大事……なのですがそれがなかなか

その地図とコンパスを使って制限時間内にどれだけ多くのチェックポイントをまわって点数を稼げるか、という宝探しのようなスポーツなので、中にはスタートと同時に走り出すハイレベルなチームも。とはいえ、自分たちの体力にあわせてルートを決め、行動できるというのがロゲイニングの特徴であり、大きな魅力でもあります。我チームも、はやる気持ちを抑えて、焦らず慌てずゆっくりとスタートしました。

スタート直前に配布される地図にチェックポイントの位置が記されています。どのルートで回るか、チームごとに真剣な作戦タイム

スタート直前に配布される地図にチェックポイントの位置が記されています。どのルートで回るか、チームごとに真剣な作戦タイム

この大会の制限時間は1日4時間×2日間。テントや寝袋、食料など野営に必要な荷物を背負って歩くことになり、荷物の大きさは順位を左右するかもしれない重要なポイントです。テントはチームでひとつだけと決められているので、他の荷物を二人で分担し合います。中でも一番重要なもののひとつが水。スタート前に少し飲んでおいて、歩き始めたら発汗するように調整しておくのがベターです。

「スタート!」の合図でフィールドに散らばっていく参加者。走るチームもあれば歩くチームも。焦らずそれぞれの体力で判断してOK

「スタート!」の合図でフィールドに散らばっていく参加者。走るチームもあれば歩くチームも。焦らずそれぞれの体力で判断してOK

チェックポイントは得点が10~70点とバラバラに設定されていて、到達しにくい場所にあるものほど高得点という傾向があります。しかし、地図上では近いと思っていたポイントは実際にはかなりの高低差があって、「え~⁉︎ あそこまで登るの!? 」と尾根を見上げて座り込むなんてこともしばしば。等高線を見て『尾根』と『谷』を判断できる能力が最低限必要になります。ときには「アレ!? 今、私どこ?」と、自分の現在地すら危うくなってしまうこともあるのですから! でもチェックポイントを見つけた時の喜びは格別で「よし、じゃ次行こう!」と、そのたびに疲れがクリアされるような感覚になりました。

競技とはいえ、緑の中を鳥のさえずりを聞きながら歩くのは本当に気持ちがいい!

競技とはいえ、緑の中を鳥のさえずりを聞きながら歩くのは本当に気持ちがいい!

リュックの中に入れておいた携帯で歩数を見てみると、今回の1日目が14.9kmで22,158歩。2日目は15kmで21,961歩も歩いていました。


くたくたになった1日目は、お湯を沸かして作ったフリーズドライのカレーを食べて、即就寝。鳥のさえずりで起きた2日目の朝はとっても清々しくて、疲れているはずなのに再び歩くパワーがみなぎってくる感じがするから不思議。ロゲイニングって素晴らしい~!

石井マウンテンマラソンは野営できる道具一式を持って歩かなくてはいけないというルールのため、荷物の軽量化も重要。登山やトレッキングにも生かせるスキルも磨かれます

石井マウンテンマラソンは野営できる道具一式を持って歩かなくてはいけないというルールのため、荷物の軽量化も重要。登山やトレッキングにも生かせるスキルも磨かれます

リラックスした表情で迎えた朝。2日目の競技は8時スタートなので皆さん早起き!

リラックスした表情で迎えた朝。2日目の競技は8時スタートなので皆さん早起き!

今回の石井マウンテンマラソンの参加者は、登山やトレッキングなどでふだんから“歩いている”人がほとんどだったようです。去年からトレイルランニングや登山をはじめたというカップルは、「最近では西伊豆から南伊豆まで伊豆半島の1/4を2泊3日で歩いたんですよ」と話してくれました。
お揃いのキャップやTシャツで団結力をアピール
するなど、チーム競技ならではの楽しさも。

チーム編成は、友人同士や親子、兄弟、カップルなどさまざま。気の合う仲間と楽しく歩くのが一番

チーム編成は、友人同士や親子、兄弟、カップルなどさまざま。気の合う仲間と楽しく歩くのが一番

上位を狙ってガンガン走るハイレベルチームも、FUN気分でゆっくりペースで歩くビギナーチームも、同じフィールドで同じ地図を持ちながら歩くのがロゲイニング。無事にゴールしたときの達成感はみんな同じで、それが個人ではなくチーム戦だから喜びも倍増なのです。

“野山を歩き尽くす”と言っても過言ではない注目のフィールドスポーツ。自然の中を歩くのが好きなあなた、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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