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2018.05.31

ヴィレッジヴァンガードお茶の水店が選ぶ『1日をポジティブに過ごすために、歩きながら聴きたい10曲』

ヴィレッジヴァンガードお茶の水店が選ぶ『1日をポジティブに過ごすために、歩きながら聴きたい10曲』

いつもの歩き慣れた道も音楽を聴きながらでは、また違う風景に見える。その道の専門家にテーマに沿ったお気に入り曲を選曲してもらう音楽企画の第2回。今回のテーマは、『1日をポジティブに過ごすために、歩きながら聴きたい10曲』。個性的な雰囲気を持つ、ヴィレッジヴァンガードお茶の水店の木村萌絵さんに話を聞きました。

1)ケロ・ケロ・ボニト 『Try Me』

「イギリスを拠点に活動するバンドで、英語と日本語をミックスした歌詞が特徴です。『Try Me』は、難しいことを言っていない優しい英語で、“自分はこんなこともできるんだから、自信を持っていこうよ”という歌詞です。ケロ・ケロ・ボニトは全体的にポジティブな曲調と歌詞が多いので、気持ちを前向きにしたいときに聴くと良いと思います。洋服もミュージックビデオも可愛くて、日本でもこれから流行りそうな気がしています。」

 

2)不可思議/wonderboy 『生きる』

「24歳で急逝したフカシギワンダーボーイさんの曲です。谷川俊太郎さんの『生きる』という詩を加筆してポエトリーリーディング(詩を朗読)しています。“生きているってこういうこと”というアクションをシンプルに歌い上げていく曲で、心にダイレクトに響くので、直接的に元気になれると思います。私は、この詩が入っている詩集もとても好きで、この詩をテーマに卒業製作もしたくらいお気に入りの曲です。」

3)原田知世 『木綿のハンカチーフ』

「最近の曲は、曲の全編を使って物語を綴っていくような歌詞があまりないのですが、『木綿のハンカチーフ』は旅立ちから別れまでが1曲の中に詰まっています。歌詞のストーリーに集中して聴くと、新鮮な気持ちになります。“都会コンプレックス”のようにも捉えられる歌詞なので、朝の新宿とか、すごい人混みで聴きながら歩くと、いろんな感情が渦巻いてくる。音楽を聴いているのに、本を読んでいる気持ちになれて楽しくなります。」

4)chelmico 『ママレードボーイ』

「チェルミコは女性二人のユニットです。ラップの混ざった楽曲で、このテンポが歩くテンポに合う気がして、出勤で歩いているときによく聴く曲です。何気ない日常を綴った歌詞なので、次はこんな服が欲しいなとか……次の休日に何をしようか考えるときに聴くのもいいと思います。出勤するのが嫌な日も、次の休日のことを考えると楽しくなりませんか? 女性二人だけれど、声が可愛すぎなくて良い声なので、ずっと聴いていられる曲です。」

5)Bo en 『Miss You』

「Bo enはイギリス在住のミュージシャンです。日本が好きみたいで、歌詞に片言の日本語を織り交ぜた曲が特徴的です。『Miss You』はインストゥルメンタル(歌のない、楽器だけで演奏された曲)に近くて、子どもの声がサンプリングされたピースフルな雰囲気の曲です。この曲を聴きながら歩くと、子どもが歩いている姿を見たり、鳥の声に耳をすましたりする、何気ない日常の風景が楽しくなってくる曲です。曲の間に片言の日本語で、“これから一生懸命がんばります”ってつぶやいていて、それが可愛らしくて元気になれる。あまり歌詞がないので、ぼーっとしながら何も考えずに聴ける、頭を使わない曲ですね。」

6)Saucy Dog 『煙』

「以前お茶の水店でかけていた曲から、1曲選曲しました。Saucy Dogはお店でかけていて良いなと思って買いました。これから流行りそうなバンドで、『煙』は失恋後のなげやりな感情が吐露されていて、ポジティブな曲ではないのですが、落ち込んだ気持ちを振り切った感じのする曲です。“何故あのとき、こうしなかったんだろう”とか、“あんなこと言わなきゃ良かった”とか、歌詞も女々しいのですが(笑)、そんな歌詞をロックに歌い上げていたら、“まあいいか”って気分になりませんか? “がんばれ”って言われても、“うるさいよ、わかってるよ”って思うこともある。そんなときに、わざと落ち込む曲を聴いてポジティブになる方法もあると思って選びました。」

7)DAOKO 『嫌』

「Saucy Dogの『煙』の続きでもう1曲。DAOKOの『嫌』も“嫌なことばかりだ、人生は”と歌っている曲です。歌詞では“嫌”と言いつつ、メロディーが暗くないのが良いです。聴いていて嫌な気分になるんじゃなくて、歌詞に共感できるし、ポップな曲調なので、歩いているときのテンポにも合う。気持ちが落ちたときに、ポジティブになりたくて聴くのにぴったりの曲です。」

8)tofubeats 『くりかえしのMUSIC feat. 岸田繁(くるり)』

「日本人男性が一人でやっているトーフビーツというミュージシャンなのですが、いろんなアーティストとコラボレーションしていて、最近人気が出てきています。この『くりかえしのMUSIC』は、くるりの岸田さんとコラボした楽曲で、曲の最後のほうは“くりかえしのMUSIC、くりかえしのMUSIC~”と、ずっと繰り返しているんです。この曲はいつ終わるんだろう……? って考えながら歩くと、いつの間にか目的地に着いていたりする(笑)。夢中で歩くときにぴったりの曲です。あと、この曲が入っているアルバムの名前『POSITIVE』なんです。直接的で良いですよね(笑)」

9)チュール 『それが大人ってもんなのか』

「“こういう行動が大人ってもんなんだ”という内容をずっと歌っている曲です。歌詞の視点が少年っぽいのがよくて、私は就職活動中によく聴いていました。この曲を聴きながら、大人ってこんなものなのかなって人間観察をしながら歩くと楽しいです。」

10)moumoon 『We Go』

「ゆるやかな曲調が特徴の男女ユニットです。聴いていると穏やかな気持ちになれるので、ゆっくり歩くときにぴったり。曲の最後のほうはずっと“we go, we go,lalalala…”と歌っているシンプルな曲なので、何も考えたくないときに聴くのも良いかも。私は、出勤中に人間観察をしたり、住宅街を散策するときとかに、どんな人がどんな風にこの街で暮らしているんだろう……? と考えながら歩くときに聴いています。」

●店舗情報
ヴィレッジヴァンガード お茶の水店
住所:東京都千代田区神田小川町3丁目14-3 ILUSAビル B1F
営業時間:10:00~23:00
定休日:なし

URL:https://www.village-v.co.jp/shop/detail/649

本の街・神保町にあるヴィレッジヴァンガード。本の街だけあって選書にはこだわりがあり、取り扱い冊数も多い。大通りから1本裏道に入った場所にあり、東京都内のヴィレッジヴァンガードのなかでも穴場的な店舗。螺旋階段を降りて入るエントランスも印象的。

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